Ankerモバイルバッテリー回収&自主リコールの全貌|対象機種・手続き・処分方法を徹底解説
🔰 はじめに
モバイルバッテリーはスマートフォンやタブレットの充電に欠かせないアイテムとなっていますが、リチウムイオン電池を内蔵していることから、使用・廃棄時には「発熱」「発火」「ショート」などのリスクも指摘されています。
Ankerはこの点を重視し、2024年9月から続く自主回収および、使用済み製品の回収・リサイクル窓口を設ける取り組みを強化しています。
この記事では、Ankerのモバイルバッテリー回収・リコールの最新動向、手続き方法、ユーザーとして知っておくべき処分・回収ポイントを整理してお伝えします。
✅ Ankerの回収・リサイクル窓口の概要
Anker Japanでは、使用済み、故障・破損した、保証期間を過ぎた Ankerブランドのモバイルバッテリー/ポータブル電源の回収を公式に受け付けています。 Anker Japan 公式オンラインストア+2バッテリズム+2
主なポイントは下記の通りです:
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対象:Ankerブランドのモバイルバッテリーおよびポータブル電源本体(付属品・ケーブル等は除く)
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手続き方法:公式サイトより「回収サービス」ページから申し込み → 梱包・送付(元払い)
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その他注意点:荷物の品名欄には「リチウムイオン電池」と記入することが推奨されています。 バッテリズム+1
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また、自治体の小型家電回収ボックスでも「リチウムイオン電池搭載製品の回収」が可能であり、Ankerもこの点を案内しています。 ガジェットチョイス+1
⚠️ 自主回収・リコール対象製品の拡大
2025年6月26日、Anker Japanはモバイルバッテリーの自主回収対象機種を 2機種から4機種に拡大すると発表しました。 ITmedia+2プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+2
背景には、委託先のセル製造サプライヤーによる部材の不適切使用が新たに判明し、「内部ショート」「異常発熱・発火の恐れ」が確認されたためです。
🎯 回収対象製品一覧
製品名 | 対象条件 |
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Anker Power Bank (10,000mAh, 22.5W) | 2025年6月26日までに販売された一部(シリアル番号で判別) PC Watch+1 |
Anker Power Bank (20,000mAh, 22.5W, Built‑in USB‑Cケーブル) | 2025年6月26日までに販売されたすべての製品(販売期間・カラー拡大) PC Watch+1 |
Anker MagGo Power Bank (10,000mAh, 7.5W, Stand) | 2025年6月26日までに販売されたすべての製品 PC Watch+1 |
Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10,000) | 2025年6月26日までに販売されたすべての製品(販売期間・カラー拡大) PC Watch+1 |
🔧 ユーザーの対応
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対象製品を所有している場合、使用を中止し、Anker公式の回収/交換フォームでシリアル番号を入力・確認してください。
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製品の無償交換または返金対応となっています。
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特に「ふるさと納税返礼品」として提供された同型製品も対象となっているため注意が必要です。 Saiga NAK+1
📥 回収・処分手続きのポイント
1. 回収申し込み
公式サイト「回収サービス」ページから必要事項を入力。梱包・発送手順の案内を受け取ります。 Anker Japan 公式オンラインストア
2. 梱包・発送時の注意事項
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バッテリーを耐火シート等で包むことが推奨されます。実際のユーザー体験でも、レターパック+耐火シートで発送したという記録があります。 note(ノート)
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荷物の品名には「リチウムイオン電池」と記載するよう案内されています。 バッテリズム
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発送は元払いが基本となっています。
3. その他の処分方法
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所有製品がAnker以外の場合、自治体の小型家電回収ボックスの活用が推奨されています。モバイルバッテリーは可燃・不燃ゴミとして捨ててはいけないため、適切な回収が重要です。 ITmedia+1
🧐 なぜ回収が必要か?背景と安全リスク
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リチウムイオン電池は、過充電・劣化・衝撃・高温などにより発熱・発火のリスクがあります。Ankerでも内部材料の基準未達が判明したことで回収に至っています。 KrASIA+1
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回収対象製品によっては、実際に海外で19件以上の発火・爆発事例が報告されており、Ankerは100万台以上の回収を実施しているとの報道もあります。 The Times of India+1
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適切な処分が行われなかった場合、家庭ごみや自治体の回収箱経由の焼却などにより、火災・有害ガス発生の可能性も否定できません。
🔍 今後の注目点
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回収対象の製品がさらに拡大される可能性:Ankerは継続調査中と明示。
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回収手続き・交換返金の対応スピードとユーザー利便性がブランド信頼を左右する要素。
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モバイルバッテリーやポータブル電源含む“リチウムイオン電池搭載製品”を巡る、自治体・国のリサイクル制度強化の動きも注視すべきです。 The Japan Times
📝 まとめ
Ankerのモバイルバッテリー回収・リコールは、安全に使い続けるためにユーザー自身がしっかり確認すべき重要なニュースです。
所有製品の型番・シリアル番号を今一度チェックし、対象であれば速やかに申請・交換対応を行いましょう。
また、使用済み/不要になったバッテリーは「ごみ」ではなく「回収・リサイクル」が基本です。適切に手続きを進め、快適かつ安全なスマートライフを維持していきましょう。